ホームホワイトニングとは?効果・手順例・注意点等を解説

> 高田馬場駅前デンタルクリニック > ホームホワイトニングとは?効果・手順例・注意点等を解説

歯科コラム/2022年3月19日

ホームホワイトニングとは?効果・手順例・注意点等を解説

歯の黄ばみや黒ずみは、口元の審美性を大きく低下させるため、何とかして改善したいものです。歯ブラシによるブラッシングや歯科医院でのクリーニングで取り除ける程度の着色なら良いのですが、ホワイトニングでなければ改善できない汚れもあります。とくに自宅で行うホームホワイトニングが適したケースも少なくありません。ここではそんなホームホワイトニングの特徴やメリット・デメリット、オフィスホワイトニングとの違いなどについてわかりやすく解説します。

ホームホワイトニングのメリット

ホームホワイトニングには、次に挙げるようなメリットがあります。

自分のタイミングで歯を白くできる

ホームホワイトニングは、文字通り自宅(ホーム)で行う処置法なので、自分のタイミングでホワイトニング処置を実施できます。もちろんそれは自宅である必要がなく、旅行先などでも構いません。歯科医院への通院が不要で場所や時間にとらわれずに歯を白くできることは、患者さまにとって極めて大きなメリットといえます。

比較的弱い薬剤を使用する

ホームホワイトニングで使用する薬剤は、「過酸化尿素(かさんかにょうそ)」が主成分となっています。これはオフィスホワイトニングで使用する過酸化水素よりも歯の表面内部への刺激が弱く、歯科医師の指示通りに取り扱えば健康被害も生じにくいです。

ホワイトニング効果の持続期間が長い

ホームホワイトニングでは、比較的弱い薬剤をじっくりと時間をかけて浸透させるため、ホワイトニング効果が長続きする傾向にあります。一般的には、ホワイトニング効果が1年程度持続することから、タッチアップが必要となる頻度も自ずと低くなります。

マウスピースは繰り返し使用できる

ホームホワイトニングを実施するにあたり、始めに歯科医院でマウストレーと呼ばれるマウスピース型の専用器具を製作します。これは患者さまそれぞれのお口にカスタマイズされたものであり、一度作ってしまえば繰り返し使用することできます。タッチアップの際も引き続きご使用ください。

ホームホワイトニングのデメリット

ホームホワイトニングには、次に挙げるようなデメリットがあります。

自分で施術しなければならない

ホームホワイトニングは、患者さまご自身で行っていただく治療法なので、歯科医師や歯科衛生士による施術はありません。自分でホワイトニングできることはメリットであると同時に、人によっては“自分でやらなければならない”とデメリットに感じる場合もあります。

マウスピース製作のために受診が必要

ホームホワイトニングもオフィスホワイトニングと同様、最初にお口の検査を歯科医院で受ける必要があります。また、患者さま専用のマウストレーを作るために、歯の型取りも行わなければなりません。ですから、すべてが自宅で完結する施術法とはいえません。

即効性は期待できない

ホームホワイトニングで使用する薬剤は、比較的濃度が低く、即効性は期待できません。ジワジワと歯を白くしていくため、効果が現れ始めるのは2週間ほど経過してからです。つまり、ホームホワイトニングには、歯が白くなるまでにそれなりの時間や期間がかかるというデメリットもあるのです。

ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの違い

ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングには、施術者が患者さまご自身か歯科医師・歯科衛生士かの違いがあります。また、使用する薬剤の成分や濃度の違い、施術する場所の違いもあります。どちらかが絶対的に優れているということはありませんので、それぞれの価値観やライフスタイルに合わせて、適したものを選ぶと良いです。

ホームホワイトニングの効果が出るまでの期間

ホームホワイトニングの効果が出るまでに必要な期間は、それぞれの歯の状態や食習慣によっても大きく変わります。歯の表面や内部の着色が軽度から中等度であれば、2週間程度でホワイトニング効果が現れてきます。着色の重症度が高かったり、着色性の食品を好んで摂取していたりするような場合は、さらに長い期間が必要となります。

ホームホワイトニングの手順例

シェードガイド

ホームホワイトニングは、次のような手順で進行します。

手順①色の記録取り

始めに、患者さまの歯の色をシェードガイドで調べて記録します。同時に、写真撮影も行って、施術後の効果を確認できるようにします。

手順②マウスピースの作成

ご自宅で薬剤を塗布するためのマウスピースを製作します。お口全体の歯型取りを実施して、歯列にフィットするよう調整します。マウスピースはそれほど丈夫には作られていませんので、取り扱いを誤ると、変形や破損を招きます。歯科医師・歯科衛生士の指示通りに使用するようにしましょう。

手順③ホワイトニング開始

マウスピースが完成したら、処方された薬剤を使用してホワイトニングを始めましょう。マウスピースは繰り返し使うものなので、使用後は水洗いし、風通しの良い場所で乾かしてください。使っていない時は専用のケースに保管しましょう。

ホームホワイトニングの注意点

注意点

ホームホワイトニングには、次に挙げる2つの注意点があります。

注意点①ホワイトニング効果が出にくい歯がある

ホワイトニングによってどのくらい歯が白くなるかは、歯質によって大きく異なります。同じ濃度のホワイトニング剤でも、歯質の状態によって、白くなる度合いが大きく変化するのです。着色がひどい場合も、ホワイトニング効果が出にくいことがありますのでご了承ください。また、歯科医師や歯科衛生士が行うホワイトニングほど、濃度の高い薬剤は使用しないので、自ずとホワイトニング効果も低くなる傾向にあります。

注意点②ホームホワイトニングが適さない人がいる

ご自身で施術するのが面倒、薬剤を適切に扱える自信がない、安全性を考慮して歯科医師や歯科衛生士に施術してもらいたい、という方にはホームホワイトニングが適していません。通院する必要性が出てきますが、オフィスホワイトニングを選択しましょう。ちなみに、ホームホワイトニングでは、過酸化水素ではなく、比較的作用の弱い過酸化尿素が主成分となった薬剤を使用することから、痛みなどの症状が現れにくくなっています。

ホワイトニング効果を長持ちさせるポイント

ポイント

ホワイトニング効果は、次に挙げる2つのポイントを意識することで長持ちさせることができます。

ポイント①着色成分が含まれる物の飲食後は口をゆすぐ

コーヒーや紅茶など、着色成分が豊富に含まれた食品を習慣的に摂取している場合は、その都度、お口をゆすぐようにしましょう。ホワイトニング剤を使って歯を白くしても、歯の表面の着色や汚れが目立つようになってしまいます。虫歯になることも、ホワイトニング効果の持続を邪魔しますのでご注意ください。

ポイント②トリートメント・コーティング剤を利用する

ホワイトニング剤を作用させた後に、トリートメント・コーティング剤を利用すると、歯の表面に汚れや着色が付着しにくくなります。その結果、ホワイトニング効果を長持ちさせることができます。

まとめ

このように、ホームホワイトニングは自宅で手軽に歯を白くできる素晴らしい治療法ですが、デメリットもいくつかあります。場合によっては歯科医院で受けるオフィスホワイトニングの方が適していることもありますので、どちらか迷っている方は、お気軽に当院までご相談ください。また、ホームホワイトニングについてさらに詳しく知りたいという方もわかりやすくご説明しますので、ご連絡いただけたら幸いです。


Warning: foreach() argument must be of type array|object, bool given in /home/c5439356/public_html/ohori-dental.or.jp/wp/wp-content/themes/kodokai/single-column.php on line 62

Warning: Undefined variable $current_tag_list in /home/c5439356/public_html/ohori-dental.or.jp/wp/wp-content/themes/kodokai/single-column.php on line 68